沖縄パインを想う取り組み。

フルーツソース・パインソルティと、人とのご縁を通して。

2024.01.26

沖縄パインの本当の魅力を伝えるため、2019年に沖縄パイン魅力発信プロジェクトを開始。
WEBマガジンでもご紹介しています。

≫≫100年先も、この風景が続きますように。沖縄パインの魅力発信プロジェクト開始。


わんさか大浦パークでは2022年の夏に店頭でのパイン販売が1000個を超え、
圃場(パイン畑)での研修などを経て、職員間でもパインに関する知識や愛着がより育まれてきました。
お客様からの、わんさか大浦パークの口コミでも「珍しい、美味しいパインのあるお店」と書いていただけるようになっています。

もちろん青果で食べてほしい、沖縄パイン。
しかしながらどうしても青果では販売できない加工用パインが出てきてしまいます。
加工用パインは、青果で販売できないだけあって、超完熟。
すぐに切って加工しないと美味しさが失われてしまいます。

そのため、わんさか大浦パークでは、パインの加工にも力をいれています。
パインを使ったパーラー商品はパインパイ、パイン杏仁ドリンクなど人気商品が並ぶ中、
とうとうお土産品にもなる、一味変わった商品を開発することとなりました。



悩みの中からひらめいた!料理に活かせるフルーツソース・パインソルティ

パインはさ、やっぱりそのままが一番美味しいんだよね。
だけど時期物だし、加工しなきゃいけない完熟も出るからさ。
何とかしたいと思ってたんだよね。

その時にフルーツソース・シークヮーサービターができたから、
じゃあパインでも何か作れないかな。
一緒に瓶詰商品ができたらお土産にもなって良いなって思って。

わんさか大浦パーク 調理担当 宮城ひかるさん
実際に、わんさか大浦パークの瓶詰め商品3種セットを
現在オンラインショップにて販売中!
商品詳細はこちら

ただ、美味しいパインを甘く煮るジャムにするだけじゃ嫌だなあと思ってて。
ずーっと悩んでて。
ある朝寝ぼけながら「パイン、塩と合うかな?」とひらめいたの!


このソースは、そのまま食べると美味しい!ではないです。
でもお肉の料理に合うし、爽やかなパインの良さが活かせると思います。

わんさか大浦パーク 調理担当 宮城ひかるさん


そう、この商品は、普通のパインジャムではありません。
わんさか大浦パークのお土産づくりの一環でもあり、
青果のパインがない時期でも、パインのことを知ってもらうこと、
普段の暮らしの中で、そっと、パインを使ってもらうこと、
そんな想いを込めて作られている商品なんです。

パイン畑(圃場)でのわんさか大浦パークスタッフ研修の様子。
店頭スタッフはもちろん、調理スタッフも参加しています。

まだまだパインの加工はできることがあると思ってて。
これからもきっと悩み続けるんだろうなあ。笑

わんさか大浦パーク 調理担当 宮城ひかるさん


まだまだ、わんさか大浦パークのパインを使った挑戦は続きます。

これからの沖縄パイン魅力発信プロジェクト

沖縄パインに関する活動を展開する中で、「人との出会い」こそが広がりに繋がる、と感じています。

龍谷大学・眞鍋先生の紹介で、わんさか大浦パークでインターンシップをすることになった眞鍋ゼミの皆さん。
≫≫眞鍋ゼミHPはこちら

わんさか大浦パークでのインターンの様子。
イベント出店でわんさか大浦パークの商品を一緒に販売しました。

1回目のインターンで沖縄に来訪した時に見学をしたパイン畑について、
「実際にパインのシーズンにもっと現場を見たい!」とのことで、
夏にも再訪。
そして、学生さんなりにできることを考え、行動してくれました。

関わってくれている学生さん達にインタビューをしてみました。

沖縄のパインについて現地で知ってみて、どんな感想を持った?

こんな大きな畑で、農家さんお1人で作業しているなんて。
大変さと凄さを感じました。

それと同時に、こんなにも時間をかけて、真心込めて作っているパインを、
「守らなきゃ!」って、当然のように思いました。

私的には値段と農家さんの想いが全然釣り合っていないと思いました。
将来、パインに対してちゃんとした値段で買い取ってもらえるようになってほしいと強く思いました。

龍谷大学眞鍋ゼミ 学生さんより


そうして学生さん達は、大学のある京都府にて「沖縄パインを想う会」を開催。
オンラインで畑や農家さんとつなぎ、現場の想いや状況を伝える場を作ってくれました。


それ以外にもゼミ活動として、様々な食に関するイベントに出店。
生産の現場である私たちに寄り添いながら、食材や加工品を販売してくれています。


地域の商品をイベントで販売する時に感じたことは?

興味を持ってくれる人は、やはり「沖縄」という言葉に惹かれてくれる人がとても多かったなと感じました。

並ぶ商品は、京都では知ることができなかったり、買う機会が少ないので、商品を通して地域を知ってもらうことができることを、販売を通して、当たり前に思えますが、学ぶことができました。

商品ができた理由、私たちが販売している経緯、想いなど、お客さんに商品のことを話しているうちに自分の言葉でどんどん説明ができるようになる感覚があって、販売することって楽しいなあという発見がありました。

買ってもらうことができなくても、お客さんに商品の魅力や背景を伝えることに意味があると思っています。

龍谷大学眞鍋ゼミ 学生さんより

この取組に関わるモチベーションは?今後どうしていきたい?

沖縄の久志地域にまた会いたいと思える人がいることに幸せを感じています。ふるさと、みたいな。心の居場所、みたいな。そんな場所があることってすごく幸せなんです!

だから私たちみたいな久志地域好きの人が日本中にいて、

久志地域も久志地域以外に住んでいる人とも、つながりを感じられるようになりたいなあと思っています!

京都にいながら、久志地域の人と連絡を取り合って、学生同士で「うーん、うーん」って悩みながら活動をすることがすごく楽しいから頑張れています!

今後は自分たち目線での久志地域のいいところを発信していきたいと考えています!

龍谷大学眞鍋ゼミ 学生さんより

お盆の伝統行事に参加させてもらって、とても楽しかったしすごく良い文化だと思い、他の伝統行事や沖縄県の文化に興味が湧きました。

他の方にも是非体験してもらいたいと思い、地域の方が良ければ伝統行事体験ができるようなイベントを行いたいです!

龍谷大学眞鍋ゼミ 学生さんより

久志地域の、まだまだ世間には知られていない魅力を、沢山の人に広めれる上に自身も知れることがモチベーションに繋がっています。

今後は、久志地域を知ってもらい、ファンを増やしていけるような取り組みをしていきたいと思っています。

龍谷大学眞鍋ゼミ 学生さんより


学生さん達は現在、パインのプロジェクトから発展して、
≪久志おこしの輪≫というプロジェクトを進めてくれています。
Instagramのアカウントを開設して、情報発信をしていますので、
ぜひご覧ください。
≫≫久志おこしの輪 Instagram


沖縄パイン魅力発信プロジェクトは、こうして加工品や人の繋がりを通して、
沖縄パインを、地域の魅力を広げています。

きっと有名なCMや大量生産ができる商品となることが情報を広げる近道で、
私達の取組は遠回りかもしれません。
しかし一見遠回りに見えても、想いをしっかり共有し、
関わる1人1人が考え、行動することで生まれる広がりがあると思っています。
これからこのプロジェクトがどんな方向に進んでいくのか、
お楽しみに、そしてご期待ください。


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