未来をつくるのは私たち「大浦みらい総合計画」

2022.02.14

豊かな暮らしを持続するみらい計画

様々な人々が関わり支えられてる地域の暮らし。
豊かに暮らしていく地域にするために、地域づくり、関係づくりに力を注いでいる区があります。
住み続けたい、帰ってきたいと思えるような地域づくりをみんなでつくろうと取り組んでいるチャレンジを紹介します。

マングローブ林とやんばるの山々、大浦湾に囲まれた大浦区集落


大浦みらい総合計画

わんさか大浦パークが位置する名護市大浦区。
大浦湾から続くマングローブ林とゆるやかな山に囲まれた100人程が暮らす集落です。

約10年前、地域づくりを学ぶためにわんさか大浦パークでインターン(研修)するために訪れた大学生達が
大浦区のみらいについての区民参加型ワークショップを開催してくれました。
1才の子どもから80代のおじいちゃんまでが参加し、わいわいガヤガヤ。
大浦の山からジップラインを作りたーいとか、集落内を果物の木でいっぱいにして散歩しながら食べるーとか、はたまた映画館を作りたいとか。
みんなでわくわくする未来を想像しながら、できるチャレンジをしていこうと結束が生まれた時間でもありました。

大浦が目指したい暮らしについて語る
持ち寄り料理で、わいわいと。

ここだけの自慢と、抱える問題

みんなで豊かな暮らしを持続するために、話し合いを積み重ねていく過程で
ここが好き!というところと、ここは解決していこう!という現実が見えてきました。
これは大浦区だけではなく、まわりの地域でも同じような課題があるはずです。

わったーしま自慢は
自然と歴史、文化が残っており、継承されていること。
みんな顔見知りで自分の地域が好きなこと。
不便なところを感じられないぐらいな豊かな暮らしができること。

わったーしまの問題は
人口減少による若者離れ。
空き家空き地の放置。
防災対策。
自主財源の乏しさ。

わったーしま自慢を10年後20年後も残していくためにも、いま、行動することがどの地域でも共通することなのではないでしょうか。

大浦区のガジュマル/残したかったもの

大浦区のチャレンジ

大浦区ではみんなでアイディアを出し合って、いろんなチャレンジをしてきました。

おじちゃん達が一杯飲めてゆんたくできるところがほしいさ~
から、区の空き家を改造しました。

大浦BASEとして宿泊も可能

公民館を台風などの防災時もみんなが安心できる避難場所にしたい、カフェがしたい、村踊りを披露できる大きなステージと楽屋も充実させたい、気軽にゆんたくできるスペースがほしい
から、公民館策定構想を県の事業に2年間サポートしてもらいました。

地域イノベーション事業

その他、みんなでこれやってみよう!を形にしてきました。

もちろん、やってみて、これは今後につながるから継続していこう!とか       これはうちには合わなかったな~とかいろいろ模索をし続けています。

大浦みらい総合計画別冊ビジュアルブック
(↑クリックするとビジュアルブック全ページを見れます)

できることからどんどんチャレンジしていった大浦区ですが、これまで飲み会で盛り上がってアイデアがたくさん出てもそのまま実行されないということもありました。100人の村でより重要な課題や方向性をみんなで共有し、力を合わせていきたいと、「大浦みらい総合計画」を作ることになりました。計画はまだ更新途中ですが、区民や関わる方々に伝わるようにと別冊でビジュアルブックを作成。2年間にわたり何度も話し合いを重ねて新たな公民館のカタチや人口減少への対応方法などが見えてきました。

大浦お花畑
大浦オリジナルロゴのWS
みんなの顔でデザインしたLINEスタンプ
パインスカッシュを商品開発
大浦区内でコーヒー豆の栽培をして、焙煎WS

このように
小さなチャレンジを積み重ねて、豊かな暮らしにつながるような行動をしてきました。
これをみんなで続けていくことが、
「住み続けたい大浦、帰ってきたい大浦」になり、わくわくする楽しい暮らしが見えてくるのです。

わんさか大浦パークが担う地域づくりの役目

わんさか大浦パークの周辺地域ではこのように、これからの未来の暮らしづくりに取り組んでるステキな地域がいくつもあります。わんさか大浦パークができたことで様々な人が関わる機会ができ、関わり合いの中で未来に向けたチャレンジが増えつつあります。

この地域の中でわんさかがどのような役割を果たしていくことができるのか?常に問い続けながら拠点としての役割を進化させていく。そして渦のようにぐるぐると関係が生まれ、素敵な未来が生まれてくる状況が次々と生まれていったらいいなと思います。

地域の人がフリマを開催
地域の有志で、開催された大なわとび大会