直売所の青果とオリジナル商品で振り返る、わんさかの春夏秋冬。

2022.02.28


桜並木、海開き、紅葉狩り、雪あそび。
何を思い浮かべますか?


そう、日本で見られる四季の風景。
地球の中緯度に位置する国々は「温暖大陸性気候」と呼ばれ、春夏秋冬がはっきりし季節ごとの景観やアクティビティを楽しめます。


春はイチゴやさくらんぼ、夏はスイカやメロン、秋は柿や梨、冬はリンゴやみかん。
全国のスーパーに並ぶ果物や野菜が移り変わるのも、日常で季節を感じる瞬間です。


沖縄青果で見る沖縄の1年


県外の方からすると1年中温かいイメージがある南国・沖縄。
実はちゃんと四季があるのです。

四季と言っても、紅葉がたくさん見られたり、雪なんて降ったりは、しないのですが。


沖縄は北緯20~30度の亜熱帯。
高温多湿で「亜熱帯海洋性気候」と呼ばれ、年間の平均気温は23℃前後です。


様々な歴史も関係しますが、この温かい気候のおかげもあって、本州とは一風変わった産業や文化が発展しています。


わんさか大浦パークで感じる、季節。
それは直売所コーナーに並ぶ、野菜や果物の数々です。

この1年は、季節青果を使った商品に力を入れてきました。
わんさかのオリジナル商品、その中でも1年で登場した新商品を振り返りながら、沖縄の季節を感じましょう♪




春から秋まで、“グァバ”

3月。
寒い冬が明け、山の斜面ではつつじが咲き始めます。
直売所では、徐々にグァバが並びはじめ、4月にはグァバ特有の南国の香りが店中に広がります。


1年中温かい沖縄は、春は野菜が1番多い時期。
葉野菜や豆類、島らっきょうが並びます。




ある季節のみ、というわけではないですが、グァバがたくさん並び始めたら、グアバの季節が始まったな~と感じます。
果実の色が2種類あり、人によっては好みが分かれます。

昨年はグァバが豊作で、パーラーでスムージーとして提供しました。
本州にはない果実なので、観光客の皆様に大変人気でした。

※期間限定メニューのため、22/2/22時点では販売しておりません。



梅雨から夏は“パイナップル”


沖縄パインを食べたことはありますか?
一概にパインと言ってもいくつかの品種があるのです。


GWが過ぎたら、パイナップルの出荷が始まります。
採れる時期によって、甘味や酸味、水分量が異なります。
パイナップルだけでも、時期を感じられるんですよ~!



パイン農家さんの思いについては、
『100年先も、この風景が続きますように。沖縄パインの魅力発信プロジェクト開始』―-―-朝日のそばで育つものより




わんさかに並んだ商品はこちら。
沖縄県内では、日常や贈答品でパイナップルを目にする機会がとても多いのです。

地域の皆様やお客様には、パインの価値と魅力と共に、スイーツでの沖縄パインを提供しました。





梅雨、沖縄に昔からある“すもも”

7月頭に梅雨が明け、ギラギラと照り付ける太陽、キラキラ輝く海。
これぞ、沖縄!という夏へ突入します。


沖縄の夏の果物はマンゴー!です。
空港もスーパーもオレンジのマンゴーがズラリ。

マンゴーは、調べるとたくさんの記事が出てくるのでここでは割愛します。
久志地域で注目したい果実は“すもも”。


昔は、山でたくさん栽培していて、なってるすももをもぎって食べていたんだよ、とエピソードをよく聞きます。
今は生産量が少ないため、出荷量も多くはありません。

昨年はすももをシロップにし、ピンク色が綺麗な「すももソーダ」として登場。
1か月ほどの販売でした*



夏はバタフライピー

夏になると鮮やかな青い花が店頭に並びます。


バタフライピーは、収穫時期が6〜9月頃。
生花や乾燥茶で販売されているのをよく目にします。


鮮やかな青色を活かして、こちらは「バタフライピーチョコタルト」へ変身。


バタフライピーについて詳しくは、
『最近話題の「バタフライピー」とは?~農作物の新たな価値づくりと出荷者さんとの関係』―-―-Webマガジン「朝日のそばで育つもの」より



夏から秋は“シークヮーサー”


夏真っ盛り、青切りシークヮーサーが売り場に並びます。
シークヮーサーは収穫時期によって、水分量や甘味が異なるため使用用途がそれぞれ。

盛夏は、刺身用の酸っぱ~~~いもの、
晩夏~秋は、ジュース用、
冬は、果実として食べられるオレンジ色の「クガニシークヮーサー」


青切りシークヮーサーはとてもじゃないけど、生食べられないので、ジュースやスイーツなどの加工向きです。
昨年は3商品が並びました◎



シークヮーサーについて詳しくは、
『久志地域の「余りがち」と「残したい」がひとつになった、竹かごとシークヮーサー』
『自家製シークヮーサー商品、販売までの道のり』
『地域の課題を学びに変える。シークヮーサーを題材にした「ふるさと学習」。』
―-―-
Webマガジン「朝日のそばで育つもの」より



冬は“かぼちゃ”

年は明けて1月。
沖縄でもぐっと寒くなる1,2月。

2か月は半そでを封印してトレーナーの生活です。
曇り空も多く、パッとしない毎日。

かぼちゃの出荷が始まります。


久志地域はかぼちゃの拠点産地に指定されています。
拠点産地とは、

県農林水産業振興計画に基づき、戦略品目を決め、市場競争力の強化や有利販売に取り組んでいます。定時・定量・定品質の出荷し、おきなわブランドの確立を進めています。

沖縄県HP 農林水産部

沖縄の冬と言えど、やはり風が冷たく感じられます。
かぼちゃを使ったあったかメニューが登場♪
リピーターが多く、手土産にも重宝されています。




紹介はこれで以上!いかがでしたか?
今回は、わんさかのオリジナル商品で、季節を感じてみました。
ここに登場していない、野菜や果物はまだまだたくさんあります。


視点を変えて直売所コーナーやわんさか商品をご覧ください♪
今年の季節商品もお楽しみに*

新商品紹介・最新情報は、
わんさかInstagram @wansakapark